マリア出現と奇跡の泉
ビゴール地方 (la Bigorre)の小さな町だったルールドは、19世紀に奇跡の場所として大宗教都市となりました。
1858年2月11日、14歳の少女ベルナデッド・スーピルー(Bernadette Soubirous)が、薪拾いの最中に、洞窟で聖母マリアの出現を見て、続く18回も出現に立ち会いました。
最後のマリア出現の際に、ベルナデットが触れた場所から水が湧き出し、この水を飲むと不治の病が治る奇跡が起きました。
巡礼者は、ここの水を汲み持ち帰る人が多く、長い間水が傷むこともなく使用できると言われています。
以来全ヨーロッパへとこの噂が広がり、世界中から癒しを求めて人々が集まるようになりました。奇跡は、数多く報告されています。
ベルナデットは、1862年ヌヴェールのサン・ジルタール修道院の修道女となり1879年30歳で亡くなりました。 その後1925年に列聖されました。
埋葬後に掘り起こされた彼女の遺体は、きれいなままで、今もガラスの付いた(聖遺物箱)に安置されており、巡礼者たちが訪れ祈りをささげています。
サン・ジルタール修道院は、巡礼者たちの為に修道院に宿泊施設があり、修道院生活を体験できます。